たった1ランク違うだけで別世界?断熱等級5と6の“暮らしの差”

1. 🏠断熱等級の歴史と目的

ポイント

・ 断熱等級は2000年に住宅の品質確保法(品確法)とともに制定

・ 欠陥住宅を防ぐため、住宅性能評価制度が導入された

・ 当初は等級1〜4があり、断熱等級4が最高グレードだった

2000年に「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」が制定され、欠陥住宅を防ぐために、住宅性能評価制度が導入されました。この制度では、断熱・気密・耐震など10項目ほどの住宅性能を数値化する仕組みができ、そのうち「断熱性能」も「断熱等級」として評価されるようになりました。

断熱等級は当初、1〜4までの4段階で構成されており、等級1が最低、4が最高水準でした。ところが、当時の最高等級=等級4も、実は1999年に定められた基準がそのまま流用されており、国際的にはかなり低いレベルでした。

2.  ZEHの進化と断熱等級の関係

ポイント

・ 初期のZEH基準は断熱等級4だった

・ 2016年に断熱等級5〜7が新設され、ZEHも基準を引き上げた ・ 快適性と光熱費の観点からは断熱等級5ではまだ不十分

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は、使うエネルギーと創るエネルギーをゼロに近づける家として2012年頃から注目され始めましたが、当初の断熱基準は等級4。これは既に旧時代のレベルでした。

その後2016年、等級5・6・7という上位グレードが新設され、現在のZEHでは「等級5以上」が基準となっています。ただし、等級5でも、実際の暮らしではまだ「光熱費が安くなる!」「一年中快適!」というレベルには至らず、生活の変化を実感するには不十分です。

3.  📊断熱等級5と6の暮らしの違い

ポイント

・ 等級6は等級5よりも大幅に快適性と経済性が向上

・ エアコンのつけっぱなし運用「レッツつけっぱ」にも対応

・ 島根のルラクホームでは等級6を標準とし、快適性を追求

項目断熱等級5断熱等級6
快適性冬は寒さを感じる場面あり一年中安定した温熱環境を実現
光熱費削減効果は限定的大幅な削減が可能
エアコン運用効率が悪く、つけっぱなしには不向きレッツつけっぱで快適持続
健康リスクヒートショックの可能性が残る室温安定によりリスクを軽減
ルラクホーム基準非採用標準グレードとして採用

 島根のルラクホームでは、この「レッツつけっぱ」生活の実現のためにも、断熱等級6以上を推奨しています。等級5ではエアコンを効率的に使えず、快適さも光熱費削減も中途半端。だからこそ、私たちは「等級6未満の家はつけっぱなしに向かない」と考えています。

4. 建築基準法改正と断熱義務化

ポイント

・ 2025年の改正で断熱等級4が最低基準に

・ 等級1〜3は新築不可となり、住宅の断熱性能は全体的に底上げ

・ 国交省の狙いは、等級5〜7への移行を促すこと

2025年の建築基準法改正により、断熱等級4がすべての新築住宅で義務化されました。これは、住宅の温熱性能に関する最低ラインがようやく法律により設定されたという意味でもあり、過去の最高等級=等級4が「今や最低レベル」になったということです。

しかし、国交省の本音としては「等級6以上の家をどんどん建ててほしい」という思惑が見えます。その証拠に、補助金制度は等級6を前提とした住宅(GX志向型住宅)に最も高額な支援が用意されています。

5. 🏡ZEHや長期優良住宅の実態

ポイント

・ ZEHと長期優良住宅は断熱等級5が基準

・ GX志向型住宅は断熱等級6が条件で、最大160万円の補助金対象

・ 快適さと経済性を求めるなら、補助金ありきではなく性能基準で選ぶべき

ZEHと長期優良住宅、GX志向型住宅の断熱性能と補助金額は次の通りです。

・ZEH(太陽光あり)断熱等級5以上、補助金最大90万円
・長期優良住宅断熱等級5以上+耐震等級3、補助金80万円
・GX志向型住宅断熱等級6+その他高性能、補助金最大160万円

断熱等級6を標準に設計しておけば、結果的にどの制度でも活用しやすくなります。 島根のルラクホームでも「補助金を狙って性能を上げる」のではなく、「暮らしに本当に必要な性能を確保したら補助金がついてきた」という流れです。

6. ❄高断熱でも足りない性能

ポイント

・ 断熱性能だけでは快適な暮らしは不十分

・ 防湿・気密・換気の総合性能があってこそ真の快適性が実現

断熱性能が高いだけでは、「冬でもTシャツで過ごせる家」にはなりません。温熱環境を快適に保つには、防湿性能や気密性能、適切な換気設計が不可欠です。

これらの要素が揃って初めて、室温・湿度が一定に保たれ、ヒートショックのリスクや結露の悩みから解放された真の快適住宅が完成します。

7. 出雲市の気候と住宅性能

ポイント

・ 出雲市のような雪や湿気の多い地域では、断熱等級6が必須

・ 気候特性に合わせ、防湿・気密・換気設計の見直しも重要

山陰地方、特に出雲市のように湿気が多く冬の寒さが厳しい地域では、断熱等級6は「快適に暮らすための最低条件」と言えます。加えて、防湿や気密、換気の設計をトータルで考えることが欠かせません。

8. 島根のルラクホームが等級6を選ぶ理由

ポイント

・ 快適な暮らしを「標準」にしたい

・ 断熱等級6は、光熱費と健康リスクを両立して削減できるグレード

 島根のルラクホームでは、「レッツつけっぱで快適な冬を!」という暮らし方を広めています。そのためには、断熱等級6が絶対条件。これは、技術的な見栄えのためではなく、お客様の健康や快適性のための選択です。

9. 💰補助金を上手に活用するには?

ポイント

・ 設計段階から断熱等級6以上を想定すれば補助金が受けやすい

・ 予算調整がしやすく、コスパの良い家づくりが可能に

補助金を活用するには、計画初期段階から「断熱等級6で設計する」ことがカギです。最初からその性能を狙っておけば、後から補助金条件に合わせての設計変更や予算の追加が不要になります。

10. 😊実際に住んでいる人の声

ポイント

・ レッツつけっぱで寒い冬も快適に

・ 補助金ももらえて「いい家が建てられた」と好評

 島根のルラクホームで建てたお客様からは、「冬でも薄着で快適に過ごせる」「こんなにあったかいならエアコンを切る理由がない」といった感想が多く寄せられています。

補助金ありきではなく、性能ありきで家づくりを進めた結果、自然とGX志向型住宅などの条件をクリアし、「気づいたら補助金対象だった!」という嬉しい声も多いのです。

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〒699-1251 島根県雲南市大東町大東1015−8

0854-43-2651 ルラクホーム(株式会社かみしろ)

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