南向きの家は建てるな。

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変わりませずよろしくお願いします。

「南向きの家は建てるな」

セミナーや見学会の時のコピーで14年くらい前から
つかっている言葉なんですが
お客様からの問合せが一番多い言葉でもあります

「なんで南向きに建てちゃダメなんですかって」

なんでなんでしょうか

施工させていただいたお客様の家に
夕方おじゃまして驚いたことがあります

照明をつけてない状態でリビングが
めちゃくちゃ明るいんです

自分で設計していうのも何ですが
「家を南向きに建てなかった」から
めちゃくちゃ明るいリビングが実現できたんですね~

明るい間取りっていいですよね


こちらのお宅の敷地は台形の形をした角地
東西に走る道路が敷地北面に
南東から北西に走る道路が敷地東面に隣接していました

図面上で見たとき
敷地の東側の辺だけが斜めなんですね
図面に書いたとき西側の隣地に並べて建てたほうが
東側に大きく土地が空き
お得なような気がします

実際西隣に建っている建物とも並らぶんで
図面上はそっちのほうがバランスヨサゲです

でも
家の形状・向きで家の性能は大きく左右されます

今回の場合は
西側に庭を取り
東側の道路なりに家を建てることとなりました

ではじめに書いた結果です。

家を建てるとき、ほとんどの方が
「南向きがいい」と言われます。
その理由は、「明るい部屋にしたいから」=「日当たり」

その為に南向きに間取りが取りやすい敷地が
喜ばれたいするものです。

でも、科学的に考えると、
実は南向きの家が「一番日当たりが悪い」んです。
え~どうして?

南向きの家は、北向きの家です
四角い家の一面が南を向いたら、反対面は北向きです。

日本は北半球にあるので、北向きの面は、
朝~夜まで太陽光が一度も当たらない面になってしまいます。

太陽光による加熱・消毒の効果を受けられないと、
一年中湿っぽく、特に冬場はジメジメします。

さらに壁の構造がちゃんとしてないと
壁の内部の結露が表面結露となって外壁を湿らせ、
そこだけが汚れたり、カビやら藻が生えたりします。

不思議な汚れ

あなたの家のご近所にも見かけませんか?
写真のような模様のある家
不思議な汚れだと思いませんか?

よくみると木造の構造体が透けて見えます

訪問販売の塗装業者が塗り替えませんか?
といってくるパターンです。

これらは結露による汚れなので、
原因を取除かない限り、何度ペンキ塗り替えしても、
同じようにこの模様は現れます。

残念なことに
それを指摘・説明できる工務店が非常に少ないのも
現実です。

南向きの家のデメリットは
北面の汚れだけではありません。

例えば、真四角な家だとすると、
北面に日が当たらないということは、
全体の25%の壁はが当たらないのです。

全体の75%しか日が当たらないのに、
南向きの家は日当たりがいい
そう思い込んでいませんでしたか?

「巽向きに家を建てろ」

斐川地域の大工さんに
「巽向きに家を建てろ」
という言葉が伝わっているそうで

巽向きというのは東南方向のことですが
事実斐川地域の古い家屋をグーグルマップで見ると
巽の方向に向かって建っている家が多いのが
よくわかります

常に科学的に、理論的に家づくりを考えていくと
この「巽に向けた家の設計」
というのが理にかなっていると
驚かせられます

巽に家を向けると、
朝日も、夕日も、南からのポカポカ陽気も、
全ての光が建物の二面に当たるようになります。

当たらない面がなくなるので、採光率は100%
簡単な図を書いただけでも日当たりの良さがわかります。

また太陽光が全面に当たれば、
万が一、外壁に結露が起こっても
太陽の熱で乾かすことが出来る可能性があります。

※ただし、冬場の壁体内結露は、構造的な問題です。
これについてはまたのじっくりと書きましょう。

さてオタクのキッチンを思い出してみてください

北面の一番陽が当たらない場所、
夕方の一番使う時にまったく陽が当たらない場所
暗くて寒いんです
といっておられる人少なくないんじゃないでしょうか

全面に陽があたれば
設計の自由度もグンと上がって
もっともっと女性が快適に使いやすい間取りにすることが可能です。

「巽向きの家がいいんだよな」という設計の話をすると必ず

「元々南向きの土地にそんなことをしたら、三角のムダな土地ができる」
と言われます。

「元々南向きの土地にそんなことをしたら、三角のムダな土地ができる」
と言われるのは、その通りです。

でも、南向きの土地って、なかなか無いですし、
あっても高かったりします。

それに、せっかく道路が45度傾いて走っている土地に
無理矢理南向きに設計し
3角に土地を残している家
見かけたりしませんか(実際にあります)。

土地の都合でどうしても
45度傾けられない時ももちろんあります。
でも、
傾けることが出来るのに、
やらないと損するのは建てた人なんです。

工務店ではありません。

三角の土地がムダになるかどうかは、
設計の力量ですから、
皆さんが心配することではありません。

皆さんに必要なのは、
たとえ周囲が南向きばかりの住宅地であっても、
自分の家族のために45度傾ける勇気と、

様様な問題をクリアに、それを可能にする
家づくりにたどり着くことです。

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