付加断熱する時には注意が必要です

日経ホームビルダーの今月号の記事に
ホームビルダーの記事
「付加断熱の施工中に大量結露」
という記事がでていました。

結露という文字に反応するオタク
いずもありがとう。ルラクホームのジョウダイです。

さて、
この記事、なんのこっちゃとお思いの皆さんも多いかとは思いますが
自分なりに噛み砕いて解説してみたいと思います。

最近、エコ意識の高まりから、新築はもちろん、リフォームにおいても
断熱を強化する工事がめずらしくなくなってきており、
断熱材も現場発泡させるもの含めて発泡スチロール系の断熱材が使われることも増えてきました。

この発泡スチロール系の断熱材を使う場合は、
防湿層とよばれる水蒸気を通しにくくするための処置を省略してもいいことになっています。
(省略しなさいではなくて、ほんとはあったほうがいいけど、
 素材そのものがもともと水蒸気を通しにくいため、省略してもいいですよというオマケです。)

実際にリフォーム現場等で
現在ある断熱材に新たに断熱材をプラスする断熱改修なども行われているようで、
この時
すでにある断熱材がグラスウールと呼ばれる標準的な断熱材があったところに
発泡スチロール系の断熱をプラスしたら
施工中に結露が発生した

断熱材の組合せには注意が必要ですよ
ただやみくもに増やせばいいってもんじゃないんですよ
というのが記事から言わんとしてることなんでしょうが
むずかしいお話です。

断熱材を厚くすれば、断熱性能は良くなる
これはそりゃそうだって話なんですが
断熱性能が良くなったのに
なぜ結露が発生してしまったんでしょうか

グラスウールをはじめとする綿状の断熱材(繊維系の断熱材)は
もともと水蒸気を含みやすい素材のため
防湿層とよばれる水蒸気を通しにくくするための処置が必須とされています。

そこへ防湿層の省略が許可されている断熱材をプラスするときは
防湿層と断熱材の位置関係が非常に重要です。
(まあもともとこの位置関係が非常に重要なんですが)

日経の記事の中では、
本来この位置に防湿層が必要ですよという位置に
防湿層を設けなかった場合
断熱をプラスする組合せ方によって結露が発生するリスクが細かく解説してあります

せっかく断熱材をプラスしてもらうのに
結露がかえって発生しやすくなっていしまうのであれば
もったいない話ですよね
(結露が発生した断熱材は、もともとの断熱性能を劣化させてしまいます)

断熱材の組合せには、位置関係に注意が必要ですよ
ということと
一番のポイントは「そもそも防湿層が大事だよ」ってお話です。

トップに使った写真は、
一般に使われている断熱材で水蒸気が通り抜けることができるかどうか実験したときのものです。
通り抜けにくいから防湿層の省略が認められている断熱材のわけなんですが

観察した結果
綿状の断熱材よりも通り抜けにくいことは確かですが
時間をかけて水蒸気が通り抜けていくことがわかりました。
工場製品のものも現場発泡のものも
発泡スチロール系の断熱材でも水蒸気が通り抜けることが確認できました。

省略は認められているわけではありますが、なくてもいいよって話ではありません。
すべての断熱材にとって防湿層は本来あったほうがいいものなんです。
省略可といえども積極的な防湿層の設置が
そして適切な位置への設置が
記事のような結露の発生の予防になるのだと覚えておいてください。

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