地震に強い家って~阪神淡路大震災から25年

ひさしぶりの投稿の時期が本日
阪神淡路大震災から25年の今日の日になったことに何か縁を感じてしまう。

今日はちょっとだけ昔話から
今から25年前
わたしは埼玉県在住、準大手ゼネコン?の技術研究所の耐震研究室に所属していました。
「技術研究所 耐震研究室 研究員」
名刺に書かれていた自分の肩書にちょっといいんじゃねって
能力的に身の丈にあっていたかどうかは別として
とにかくかっこいいんじゃねって自慢に思っていました。


25年前の朝、TVのニュースから流れてくる情報に愕然とした。
「関西がやばいことになってる。とにかく職場に行かねば」と
職場についてからもその日はTVの前に釘付け状態
次から次へと新しく入ってくる情報は、想像を絶する悲惨さでありました。

耐震研究室という仕事柄、
その後数ヶ月、猛烈に忙しい日々を送ることになったのでありました。
実は、ほんの1ヶ月前に、島根に戻って実家の経営していた工務店を継ぐために
職場には退職の申し出をしており、
3月の年度末いっぱいで円満退社となる予定だったのですが
12月までの1年間、主に震災関連の対応業務に従事したのでありました。
退職する間際まで神戸に出張していたっていう1年であったのを
ニュースを見ながら思い出したのでありました。

当時は、鉄筋コンクリートや鉄骨造の建物の耐震診断やら構造設計にからむ
業務が主体だったのですが、当時参加していた震災の報告がメインのシンポジウムで
強烈に印象に残る報告を見聞しました

「木造住宅の倒壊状況を調査したところ、在来木造よりもツーバイのほうが丈夫である」
超要約するとそんな報告であったのでありました。

「そりゃそうだろう」って思いと
「実家の工務店で建てるのは、在来木造だし、どうしたらいいんだろ」って思いがあり
強烈に印象に残ったのでありました

あれから25年
今では、耐震等級3の設計を基本として在来木造の住宅を建てております。

上の写真は、11年前に行われた神戸にある実験施設での振動台実験後の様子です。

実物大の3階建て在来木造住宅2棟(同じ大きさ、同じ間取り)を大型の振動台の上に建て
阪神淡路大震災時に神戸で計測された地震の大きさに近い大きさの人工的な揺れを与えて実験したものです。

手前の1棟は、耐震等級2の設計から、柱と梁の接合部をやや弱くしたもの
奥の崩れている1棟が、耐震等級2で設計されたものです

「え!逆なんじゃないの」って誰ものが思ってニュースでも流れてました。

この映像を見たとき思いました。
「ツーバイなら大丈夫かもしれない」
当時はもうそうしてはいたのですが
「在来工法であっても壁を面材で、床も面材で固めてやる必要がある」
って

実際にそれから数年後、熊本地震において
耐震等級2の木造住宅が倒壊するニュースを見るにつけ
その報告をみて
耐震等級3の設計を基準にしようと今に至ったわけであります。

「耐震等級とかあんまり気にしない方がいいですよ」って
よその営業さんから聞いたんですけどってお客様から聞いたとき
「はぁ」ってなったのはいつのことだったか

「耐震等級2であってもバランス良く設計すれば大丈夫かもしれない」
けど
「耐震等級2であってもバランスによっては、大地震時に倒壊する」
これって
感覚とか勘ではなく
実際にわれわれが経験してきた事実なんですよね

「こだわり(怖がり)すぎなんじゃないですか」
って思われるかもしれませんが
これからも、耐震等級3の設計を基本として在来木造の住宅を建てていきます。

法令遵守はもちろんですが、現実に地震に強い家を建てていきます。
「強くてしなやかな家」を建てていきましょう!

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