まだまだ朝晩は底冷え激しい山陰は島根です。
レッツつけっぱ!島根をぬくめる建築家、ルラクホームのジョウダイです。
島根でも、桜の開花が始まったんですが、そんな昨日、断熱基準が義務化となりました。
今までなかったのが不思議な話なんですが、ようやく断熱義務化を迎えた日記念で、
「あったかい家をつくるために必要だけど義務化にナラないもの3選」をお送りします。
1.高気密はどこにいった

今現在、ハウスメーカーのホームページを見渡すと、大半のページに「うちの建てる家は、高気密高断熱であったかいですよ」って書いてある。
でも「実際に建てて住んでみるとそうでもなかった」ってあるある話。
なんでなんだろうって、よくホームページを見てみると、なるほど今回義務化になったように、
高断熱の話は、いろんな断熱材の話が、所狭しとたくさん紹介されています。
でもね、高気密の話はっていうと、読んでも読んでも出てこない。
高気密、あるのかないのかどっちなんだいって・・・
読んでも読んでもみつからない。そんなページばっかです。
結局、みんな高断熱には一生懸命だけど、高気密の方はやってないんですよね。
まあ義務化されてるわけでもないので、やったふうにしておけばいいってことなのかもしれません、全然良いわけないんですけどね。
今回義務化された断熱基準っていうのは、設計段階で数字が出せるものです。
これくらいの性能で、これくらいの厚さの断熱材を、どれくらい使いますっていうのを設計で示せば、確定される数字なんです。
今回された断熱基準に施工レベルって関係ないって承知しておいてください。
逆に見ると、高気密の性能というのは、設計段階では数字が出せません。
実際に建てた家で測ってみるしか、数字を出せないので、うちでは、全棟完成時の気密測定を約束しています。
法律的な義務化はされていないんですが、あったかい家をつくるために絶対必要なものですからね
2.活かされなかった北海道の教訓
今から4、50年前に北海道で住宅の断熱化がはじまりました。
そのときに起こった有名な事件。なみだタケ事件っていうんですが、皆さんご存知でしょうか?
高気密化を置き去りにしたまますすんだ高断熱化、その時起こったのがなみだタケ事件なんですが、
これって壁体内結露のせいで住宅(特に床下)が腐っちゃいましたって事件なんですよね。
北海道の研究グループでは、その断熱気密の失敗を学び、その後、壁体の内部結露防止の要点をまとめておられます。
そしてそれは、その後、全国の木造住宅の断熱施工時の指針となりました。30年以上も前の話です。
で、国の指針にまで盛り込まれたその「壁体の内部結露防止の要点」、我々は「防湿」とよんでいますが、今回の義務化された基準の中では、ドスルーです。ゼロなんです。
高気密化を置き去りにしたまますすんだ高断熱化、その失敗から45年前にその対策を実証するために建てられた住宅があります。
先月紹介した「旧荒谷邸」がそれなんです。
45年前に、断熱化の失敗から教訓を得た対策済みの実証住宅が建っているわけです。
でも、2025年4月、法改正された今回の基準のなかで、その対策については、ゼロ。
北海道での高断熱化の失敗から得られた教訓は、今回の法改正に全く盛り込まれていません。義務化されていないんです。
さて、みなさん、建てるんならどっち。 なみだタケ事件が再発しないこと祈るばかりです。

3.義務化されてるけどされてない換気の話

ややこしい話ですが、高気密・高断熱を本当にやろうと思ったら、換気は絶対必要です。
で、換気って、22年前に義務化されているんですよね。でも実際に換気されている家って本当に少ないんです。
理由はいくつかあって、換気能力が小さいものであったり、フィルターの目詰まりであったり、換気システムの設計ミス・施工ミスであったりもするんですが・・・
圧倒的に多いのは、換気システムはついているけど、稼働していないってパターンです。
なんでなんでしょう。想像するに、換気システムをまわすと寒くなっちゃうからなんだと思われます。
ハウスメーカーさんによっては、寒かったら換気システム止めてもいいですよってアドバイスする人もいるとかいないとか。
まあ、高気密・高断熱の家であるならば、換気は絶対必要です。絶対です。
換気をすることで寒くなるんであれば、換気に負けないくらいの暖房するしかないんです。
換気をすることで失われるあったかさを補う方法もあるにはあるんですが、
基本、換気というのは、冬はあったかい家の中の空気と冷たい外の空気を入れ替える作業です。
とはいえ、じゃあ換気を止めましょうっていうのは、コロナ禍でも学んだように、悪手でしかありません。
というわけで、義務化されているけどされてない換気、あなたのお宅ではされていますか?
しつこいようですが、高気密・高断熱の家であるならば、換気は絶対必要です。 しっかり換気をしながら、しっかり暖房しましょう。
義務化にならなくても
新築でもリフォーム、リノベでも
それぞれの夢叶えるために
ルラクホームは、山陰は島根で高気密高断熱で とびっきりの高性能住宅を建ててます。
〒699-1251 島根県雲南市大東町大東1015−8
0854-43-2651
ルラクホーム(株式会社かみしろ)