今回のテーマは「建築家が考える、健康に暮らす家づくりのポイント3選」です。
激動の1年となる予感する中、2ヶ月が過ぎましたね。
今回は「建築家が考える、健康に暮らす家づくりのポイント3選」です。
1.家の中では薄着で裸足が健康で快適
1.家の中では薄着で裸足が健康で快適
常日頃から「省エネよりも健康が大事」って言ってるんですが、
先日、省エネ住宅セミナーを受講したら、
「日本も採暖から暖房へ」、「それするための省エネ住宅」って
メッセージ出しておられた岩前教授に激しく同意したジョウダイです。
この採暖より暖房がいいよねってメッセージ。
人が居る部屋の居る時間だけつけてる暖房も採暖だよねと言っておられたので、
基本つけっぱなしの全館暖房がいいよねってメッセージとおんなじだって受け止めました。
①健康な生活のためには冬場の家の中の室温があったかいことが重要です。
②そのためにはつけっぱなしの全館暖房がいいんです。
③それを実現するために省エネ住宅が必要だよね。
という流れの省エネ住宅セミナーだったのですが
、まだまだ日本では、①と②をすっ飛ばした暖房できてない省エネ住宅が大半だよねというのが現状です。
というわけで、建築家が考える、健康に暮らす家づくりのポイント一つ目は、
「家の中では薄着で裸足が健康で快適」です。
①健康な生活のためには冬場の家の中の室温があったかいことが大切です。
どんくらいあったかい方がいいかっっていうと
「冬でも家の中では薄着で裸足ですごせる」くらいあったかい方がいいのです。
着衣ってストレスなんだよってセミナーの中でも紹介がありました。
「靴下も脱げないような寒い家からは脱却しましょう」ってのがめっちゃ重要なポイントです。
2.お風呂が外より危険ですからね
お風呂や脱衣場で冬の寒さ(ヒートショック)で亡くなられる人の数が、
1年間で1万7千人。これ2013年のニュースで、
この数字は65才以上の年齢の人に限定した統計上の推計数だそうです。
11年経ちましたが、まだまだ「ヒートショック・ゼロ社会の実現」には、継続的な活動が必要です。
1万7千人は、お風呂や脱衣場で倒れて救急搬送されて亡くなられた人の数です。
1年間で交通事故で亡くなられる人の数の4倍、ヒートショックでなくなっておられるのです。
昔は外に出かけるときに「車に気をつけてね」って母親とかに送り出されたもんですが、
今ならお風呂に入るときに「寒さに気をつけてね」って声をかけるべきです。
建築やってる人で徒然草の一説「すまいは夏をもって旨とすべし」を引用して、
「夏向きの風通しのいい家をつくるのがいい」って言ってる人、多いんです。
現代なら「すまいは冬をもって旨とすべし」って兼好法師さんだって言うはずです。ってセミナーでもおっしゃってました。
お風呂の1万7千人もなんとかしなくちゃって数字なんですが、
慢性的なコールドダメージ(冬の家の中の寒さに起因するダメージ)で、
結果冬に亡くなられる人の数を統計的にみると年間12万人くらいになると先のセミナーでは、紹介もされていました。
日本人って夏、熱中症で亡くなられた人の数には敏感に反応します。
逆に冬のコールドダメージって、直接の死因とならないためか、
ニュースとかで取り上げられることも少ないですね。
建築家が考える、健康に暮らす家づくりのポイント、
お風呂が外より危険ですから、風呂を含めて冬でも家の中はあったかい家づくりをおすすめいたします。
3. 高級羽毛布団はいらない
「冬、朝起きたとき寝室の温度って何℃くらいですか」ってよく質問するのですが、
「朝起きてファンヒーターのスイッチを入れると、3℃くらいのときあった」とか、
洒落にならない実話です。それって室温ですか?
日本人の冬の就寝時の室温って10℃くらいが平均だとか、
5℃くらいで寝ておられる方もザラにあるようで、
ドイツなら監獄であっても18℃以上の室温キープが基本だそうです。
そんなドイツの監獄以下の室温の日本の寝室の温度をあげることが、
建築家が考える、健康に暮らす家づくり3つ目のポイントです。
おかげさまで、最近、建てさせてもらっている家々では、
「引っ越す前に使っていた高級羽毛布団がいらなくなった」とか
「大布団がかさばって邪魔だから実家に送り返した」とか
「実家から冬、もこもこのパジャマ持参でやってきた両親に半袖Tシャツ貸してあげた」とか、
あたたかくなった寝室で過ごしてもらっているようです。
寝室の室温を上げることで、薄い布団で就寝できるのもメリットですが、
1日の1/3を過ごす寝室の室温があったかいというのは、
健康に暮らす上で大きな大きなメリットとなります。寝ている間も呼吸しているわけですからね。
というわけで、寝室の室温を高級羽毛布団がいらない温度にすること、
なんだったら布団がはだけても風引かないよねって室温キープができること。
これが健康に暮らす家づくり3つ目のポイントです。
それを可能にするために
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