結露はどこからくるか知ってる?

島根で新築ならルラクホーム

休日の午後、見学会を終え会社に帰ってくると誰も居ない日曜日のオフィス
(休みなんだから当たり前ですけど)
突然電話が鳴る
(帰ってきたの見てましたってタイミング)
電話の主は関西の男性の方
(あまりのジャストタイミングに名前も聞かずにお話してしまいました)
ホームページをみて電話してくれたようです。
(ホームページ見てくれてありがとう)
床下の結露で相談がありますってお電話だったんですが、
プライバシー等に影響のない範囲の話だと思うんで
情報シェアすることにします。

床下の結露で困ってるって相談がありました

相談の内容は
・貸家にしている古い木造住宅の1階で布団を引いて寝ている住人さんから
「布団の下がベチャベチャになるほど濡れてしまう」とクレーム?があった。
・季節は5月の頃、気候的にもそんなに湿気の多くないころ
・住人の方が、建築関係の専門の方に相談したところ
「原因は基礎の外側にある花壇の高さの関係で床下に水がまわって湿度が高いためだ」
と報告を受けたとのこと
・一般的に布団の下が濡れるなんてありえんとか専門の方も言っておられたので
床下の換気環境を改善するよう求められた
(ざっとこんなお話だった)
釈然としないんですといった感じでのご相談でありました。

そういえば床下の結露の話、昔書いたことあったよねと思いつつ
さて、この話はこの話でその話とは違うのであります。ワトソン君
というわけで
お話しした私の推理というか
おなじみの結露の話なんですが
この手の相談ってほんとつっこみどころ満載なんですよね。はい

結露はどこからやってくるのか

突然ですが、
「ベビーベッドが邪魔くさいから
床の上に直接ベビー布団を敷いて赤ちゃんを寝かしつけていたら
布団の裏にカビが生えた
床下の湿気が高いからだわ
これってなんとかならないかしら?」
昔リアルに受けたことのある相談なんですが
この相談も同じところがありますよね
この布団の下が濡れちゃうのって結露なんですよね
「布団の下が濡れるなんてありえん」っておっしゃった方もあったようですが
意外と実体験しておられる方も多い現象だと思います。

床下の湿気は高いもんだという思い込みから
その結露は床下の湿気がやらかしたもんだと思いこんでしまったのですね
(建築関係の専門の方ですら)
関西からの相談のように基礎より周辺地盤が高かったりすると
床下へ水がまわりやすくなる
それ自体は疑われても不思議ではない話なのかもしれません
しかし電話では
「床下の状況を確認してみたところ、床板の裏側やネダまわりは乾燥している状態で
何十年そのままだったんですが、床板に貼ってある商品名かなんかのシールが
比較的きれいな状態で残っていたんです」
とのこと。
床下の湿気が原因で布団の裏側が濡れたのであれば
そのあたりもなんらかの症状が出ていそうなもんですが
きれいだったんで違和感を覚えたとのことでした。
そりゃそうですよね
布団の裏側が濡れる結露の正体は別にあるんですから

マジック?その水は布団を通過する

布団の裏側が結露して濡れる。
実感したことがあるかどうかは別にして
日常的に起こりうる現象なんです
そして
その水は布団の表側からやってくる
それを知っているかどうかでなんですよね
寝汗をかいて濡れるんだったら布団お表側なのに
なんで布団の裏側が濡れるのか?
一見不思議な現象のようにもみえますが
結露というのが湿度だけでなく温度と切っても切れない関係にあるからなんですが
「布団の結露」で検索してみると
その対策方法とかたくさん出てくるんで
寝汗によって布団の裏側が濡れるということ自体は知る人は知っているわけです
対策方法として布団の下(裏側)に、除湿シートを敷いたり、
ベッドやすのこのように布団の裏側に通気性を確保することが有効である

いろんな対策が紹介されているんですが・・・
大きな忘れ物がひとつあります。

床面の温度がブロックのポイントです

この布団の裏側が濡れるのって
布団の上に寝ている人の寝汗というよりは体温によって温められた空気が
布団を通過して布団の裏側にある床面に冷やされて結露したもの
なんですが
結露した水を吸い取る
とか
乾燥させる
そのための対策はたくさん紹介されているんですが
結露自体を止めるための対策って
多分どこにも書いてない
(書いちゃうと対策グッズが売れなくなっちゃうからなのか、
単純に知らないからなのか)

結露対策の基本は
結露のもととなる暖かい空気が冷やされないように
湿気の流れ自体をブロックすることです

ブロックの方法としては
・適切な位置に防湿層をもうけてやること
・床面の温度を上げてやること
となります。

床下の湿気に心奪われやすくなりますが、大事なのは床面の温度と
どこに防湿層を設けるかなんです。

布団のこの位置に防湿層を設ければ

布団の裏の結露はブロックできるのであります。ワトソン君

〒699-1251 島根県雲南市大東町大東1015−8
0854-43-2651
ルラクホーム(株式会社かみしろ)

関連記事

  1. 島根県松江市ルラクホーム節電
PAGE TOP