僕が建築を30年やった感想3選

ルラクホームこと株式会社かみしろのジョウダイです。
今回のテーマは
「僕が建築を30年やった感想3選」です。
自己紹介の延長線みたいですが、建築の職業についてはや30年以上がすぎました。前職の研究員時代を含め、最初の10年ちょっとは鉄筋コンクリートや鉄骨造の建築との関わりが多かったんですが、自分が3代目として跡とった2003年頃からは、圧倒的に木造との関わりを多く持つようになってきました。そんな30年の感想3選です。

1.「高気密・高断熱」って魔法のことばか?

 子供の頃みてたアニメの魔法使いは「テクマクマヤコンテクマクマヤコン」っておまじない唱えてましたが(古っ)、世の工務店は、ずっと前から(特に自分が木造建築に関わり持つようになってからこっち)「高気密高断熱、高気密高断熱」ってみんなが唱えてます。
アニメの魔法使いがおまじないを唱えると何かが起こるのですが、工務店がおまじないを唱えても、大概の場合何も変わらない。だって唱えてるだけでなんにもやってないんだからなんにも変わんない。
20年以上前になると思うけど、当時T社さんのSウォールを販売開始されたときに、いの一番に東京での研修に参加しました(島根ではファーストペンギンだったと思う)。でも当時うちの会社のメインは、公共工事だったわけで、高気密高断熱をやろうと提案してはみたものの会社の中でその提案が取り上げられることはなかった。
その後、自分が社長になった2003年ようやくうちの会社でも高気密高断熱の工事に取り組み開始、2010年、気密測定で0.2を切るまでの道のりは、また今度紹介します。
うちでもつよく推している「ヒートショックゼロ社会の実現」。これには、高気密・高断熱の技術があたりまえのものになることが必要なんだって思ってます。ただし日本の住宅をとりまく高気密・高断熱の事情って未だに何も変わらない。家に一定の断熱性能を義務化する法整備すら見送られた2年前。高気密・高断熱の家があたりまえのものになるのはいつの時代なんだろう?呪文唱えたってなんにも変わらない。やってみよう!魔法は使えないけど、やれば変えられる。暖かい家を提供することで守れるものは大きい。

2.「日本の家は寒いです」

 数年前、旭化成さんのコマーシャルで登場してくる日本在住の北欧とか日本人のイメージ的に寒い気候の国の人が「日本の家は寒いです」って感想を述べておられました。
「おいおい、あなた方の国のほうがもっと寒いでしょ」って突っ込まなくちゃいけないのかとニワカ関西人になりそうになるのをこらえながら、まてよ「日本の冬は寒い」ではなくて「日本の家は寒い」っておっしゃってるってコマーシャルのねらいに気づいちゃったわけです。北欧とか北海道とか寒い気候の地域に旅行に出かけると気づくこと。それは、そういった地域では、家の中やホテルの中に入ると冬でもあったかいってことです。
「日本の家は寒いです」は断熱材のコマーシャルだったんですが、断熱材以上に日本の家に圧倒的に足りてないのは、暖房です。暖房してないから日本の家は寒いんです。北欧や北海道のホテルがあったかいのは、しっかり暖房してるから。ここ重要だって気がついた。
高気密・高断熱や暖房の大切さ気づいていち早く活動していた百年の家プロジェクトでも2013年から「ヒートショック・ゼロ社会の実現」を目標に掲げて更にその思いが加速しているように感じています。僕も同じ思いで「もったいないチェンジ」と掲げて「暖房費など光熱費がもったいない」から「暖房が足りないことで損なわれる健康こそもったいない」へ意識チェンジを訴え、エアコンの「レッツつけっぱ」を掛け声にしています。
ここ重要です。「暖房が一番」って気づいたのは建築屋人生30数年のなかで一番大きな気づきだったかもしれない。

3.法律だけじゃ足りやしない

 最後に耐震のお話というか感想。日本の木造住宅の耐震基準は2000年に1995年の阪神淡路大震災の教訓から改正されました。それから能登地震、東日本大震災、熊本地震と数々の震災を経験しましたが、法改正は行われていません。
2000年に行われた法改正で十分だから?いやいや全然足りてないんですが、法律をあんまり厳しくしすぎちゃうと家が建てられなくなっちゃうからとか、たぶんそんなあやふやな意識の中、ここ20年以上法律は変わってないわけです。阪神淡路大震災以降の地震からは、何も学ぶ必要はなかったんだろうか?いやいや実際現地にいってみると、そんなわけないだろうと・・・1995年の神戸の様子は、僕の建築屋としての意識を大きく変えるものとなりましたが、それ以降だってそうでした。変わらなくちゃいけない。いまのままでは危ないって
うちの会社では、それまで設計基準にしていた耐震等級2を熊本地震以降、耐震等級3に引き上げました。いまそこで起こっていることから目を背けないでいこう。
あいかわらずやらかしちゃったりすることも多いのですが、これからも変わらずに変わり続けていこうと思うのでありました。

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