島根県内(松江・雲南エリア)で発生した地震。皆様、お怪我などはございませんでしたでしょうか。
夜の揺れは、お子様がいらっしゃるご家庭では特に不安な時間だったこととお察しいたします。心よりお見舞い申し上げます。
今回の地震で改めて突きつけられたのは、「地震は予知できない。だからこそ、常に備えるのが基本である」という厳しい現実です。
南海トラフ地震の臨時情報など、特定の地域に注目が集まりがちですが、実は確率が低いとされる島根でも、大きな地震はいつ起きてもおかしくありません。
「うちは耐震等級3で建てるから大丈夫!」
そう思っている方にこそ、今日はお伝えしたいことがあります。
実は、その「耐震等級3」という言葉、アンミカさんの名言を借りるなら、
「同じ耐震等級3でも、200通り以上あんねんで!」
というくらい、中身はピンキリなのです。
「ホールダウン金物」を増やせば数値は取れる、という罠

ポイント
- 耐震等級3は数値だけの話で中身が大事 — 同じ等級3でも性能の質は全然違う。
- 金物増しでクリアする設計が多いが、それはバランスが悪い — 壁を減らしてホールダウン金物で無理やり点を取るケース。
- 硬い金物に力が集中すると弱点になる — 震度6クラスの繰り返しでは逆に破壊に繋がるリスク。
耐震等級3は、現在の建築基準法で最高レベルの性能です。しかし、その「100点(合格点)」をどうやって取るかが問題です。
例えば、100点を取るために「50点の強い壁」を2つ作るのか、「10点のバランスの良い壁」を10個作るのか。
最近の家づくりでは、広いリビングや大きな窓を優先するために、壁の数を極端に減らし、その分を「強力なホールダウン金物」で無理やり補強して等級3をクリアしているケースが多々あります。
しかし、ここが落とし穴です。
実は、木という柔らかな材料に対して、鉄の塊であるホールダウン金物は「硬すぎる」のです。
震度5強程度の揺れなら金物は役目を果たします。しかし、震度6クラスになると、そのエネルギーは震度5強の約10倍に跳ね上がります。
巨大な力が特定の金物に集中すると、繰り返しの余震に耐えきれず、金物が木材を突き破ったり(座屈)、柱そのものを破壊してしまったりすることがあるのです。
熊本地震の教訓:なぜ「新しい等級3相当の家」が倒れたのか
ポイント
- 熊本地震で耐震等級3相当の家が倒壊した事例あり — 数値だけでは不十分だった。
- 折れ曲がった筋交いや金物が確認された — 初震でダメージ、余震で崩壊。
- バランス設計と金物過信の欠如が原因 — 一部に力が集中する設計は脆弱。
実際に熊本地震では、比較的新しく、耐震等級3相当と言われていた家が倒壊しました。
調査報告書を見ると、筋交いやホールダウン金物が折れ曲がっている様子が記録されています。1回目の震度6で内装や金物にダメージを受け、2回目の揺れで耐えきれずに崩れてしまったのです。
原因は一言で言えば、「バランスの悪さ」と「金物への過信」。
特定の箇所に力が集中するような設計は、数値上は「等級3」でも、命を守り抜くには不十分だったのです。

ルラクホームがこだわる「地震の後も、家族を守り続ける家」

ポイント
- 数値より中身とバランスを重視 — 地震直後だけでなく、日常生活再開まで守る構造。
- 建物重量の軽さを意識 — 特に屋根を軽くして揺れを小さくする。
- 防湿対策の重要性 — 結露や腐朽・錆びを防いで本来の強度を維持。
私たちルラクホームが目指すのは、数値上のパスポートを手に入れることではありません。地震が起きたその瞬間はもちろん、その後も家族が安心して生活を再開できる住まいです。
そのためには、以下の3つが不可欠だと考えています。
1.建物を軽くすること
特に屋根を軽く作り、揺れの影響を最小限に抑えます。
2.バランスの良い構造設計
どこか一箇所に無理をさせるのではなく、家全体で力を逃がす配置。
3.構造材を腐らせない「防湿」
これが一番重要です!どんなに強い金物を使っても、壁の中で結露が起き、木が腐ったり金物が錆びたりしていては、いざという時に本来の力を発揮できません。
後悔しないために、完成してからでは見えない「中身」を見てほしい
ポイント
- 完成後は構造内部が見えない — 見た目だけで判断してはいけない。
- 構造見学会への参加を推奨 — 実際の施工や金物配置を確認することが大事。
- 数値の魔法に惑わされない — 「等級3=安心」という単純な考え方を捨てる。
家が完成して壁紙が貼られてしまえば、中にある金物が何個か、バランスは良いか、結露対策はされているかは誰にも分かりません。
だからこそ、ルラクホームでは「構造見学会」への参加を強くおすすめしています。
「数値」という言葉の魔法に惑わされないでください。
松江・雲南というこの土地で、家族が100年安心して暮らすためには、何が本物なのか。ぜひ、ご自身の目で、耳で、確かめに来てください。

地震と耐震の気になるQ&A
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耐震等級3なら、どこのハウスメーカーで建てても同じですよね?
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残念ながら違います。ギリギリ100点で合格した等級3と、余裕を持ってバランスよく設計された等級3では、大地震の際のダメージが全く異なります。「同じ白でも200色」あるのと同じです!
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金物は多ければ多いほど、家は頑丈になるんじゃないんですか?
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数の問題ではありません。特定の場所に強い金物を固めるよりも、家全体にバランスよく配置することの方が、繰り返しの揺れには圧倒的に強いのです。
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地震のあと、そのまま住み続けるためにチェックすべき点は?
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構造体はもちろんですが、水道・電気・ガスといったライフラインの損傷をまずチェックしてください。ただし、震度6以上の大きな揺れを経験された場合は、目に見えない構造のダメージを判断するために、必ず専門家のチェックを受けることをおすすめします。
島根での家づくり、地震への不安を解消したい方は、ぜひルラクホームへご相談ください。本物の「強い家」の根拠をお見せします。
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